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2014年6月5日

カンヌライオンズ プレ勉強会2014@東京スクエアガーデン(2014年6月5日)

昨年参加したカンヌライオンズのイベントが楽しかったので、今年も参加しました。
といっても、去年は報告会、今年は事前の勉強会なので、目的はちがうのですが…。

カンヌライオンズ

世界を代表する広告賞のひとつです。
まあ、従来の広告の定義に入りきらなくなっているので、
「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」と呼ぶそうです。

カンヌライオンズ 公式サイト(日本語)

大変ありがたいことに、実際の参加者向けの勉強会が開催されました。
カンヌに行かないひとも参加OKで、ありがたいです。

カンヌライオンズ プレ勉強会2014

主催は、河尻亨一さん(銀河ライター)と石井義樹さん(キラメキ)のお二人です。
それぞれが、今年カンヌライオンズで賞を取りそうな広告を紹介しれくれました。



左が河尻さん、右が石井さん。暗くてすみません…。

実際に紹介された広告はNAVERまとめにあげられているので、そこをご覧いただくとして…。
特に印象に残った広告を紹介します。


Honda Hands
楽しいし、ホンダっぽさがいっぱい伝わってきます。


P&G Thank You, Mom
感動して、鳥肌立ちました…。


Climate Name Change
昔から、なんでアメリカの台風って、女性の名前なんだろう、と思ってましたが…。

当日紹介された広告はこちらにまとまってます。
【前編】Cannes Lions プレ勉強会 2014 - NAVER まとめ
【後編】Cannes Lions プレ勉強会 2014 - NAVER まとめ

カンヌライオンズに行かれるみなさん、お気をつけて!

参考
カンヌライオンズ2013報告会でインドに再会@恵比寿(2013年8月2日)前編
カンヌライオンズ2013報告会で広告ってなんだ?@恵比寿(2013年8月2日)後編
カンヌライオンズ2013ブックプロジェクト@代官山蔦屋書店(2013年8月31日)
去年はいろいろやったなあ。

2013年9月5日

カンヌライオンズ2013ブックプロジェクト@代官山蔦屋書店(2013年8月31日)

カンヌライオンズ2013報告会(前編・後編)から、
さらに発展した「カンヌライオンズ2013ブックプロジェクト」という企画に参加しています。

なんと、カンヌライオンズ2013の内容をまとめた雑誌を作ろう!というのです。
進行は、
  1. facebookのグループで情報収集・議論
  2. セミナーで最終確認
  3. オリジナル雑誌を制作
です。

facebookのグループを使った、【グループパブリッシング】とでも呼ぶのでしょうか。
そのうち、2のセミナーに参加してきました。

会場は代官山蔦屋書店
代官山の蔦屋書店は、
どこにどんな本があるかよくわからないのに、
猛烈に本を買いたくなる不思議空間です。

セミナー会場へ

会場正面は、カンヌのクリエイティブを表示するスクリーンと登壇者のみなさん。
司会の河尻さん、英語解説が見事な石井うさぎさん、LINEの谷口さん、キラメキの石井さん、編集作業を続ける重冨さん。

一方、会場内は空席がないほどの盛況ぶり。
受賞作の映像を流してコメントする
基本的には、カンヌライオンズで評価された映像について、
登壇者のかたが解説ないしコメントをするという形式です。

グラフィックレコード

ユニークなのは、グラフィックレコードというしかけ。
清水淳子さんが会話をリアルタイムで書き起こしていくのです。

ビジュアル中継前
これがBefore。

ビジュアル中継後
そして、After。

なかでも印象深かったのがこの1枚。

Social Goodに関するトーク

Social Good の違和感

いま、当たり前のように語られる【Social Good】というキーワードがあります。
企業が社会的にGoodなことをする、という動きです。
でも、企業って、社会に価値(Good)を提供して、対価を得る存在です。
なのになぜ、Social Goodな活動を本業とは別にしなければならないのでしょう。
企業はもはや、Goodではないのでしょうか。
なんてことを考えながらあっという間に2時間がたちました。

選書

プロジェクトの参加者が薦めた本が集められて、コーナーができてました。
本が出版された記念に選書コーナーができるのではなく、
雑誌を作るプロジェクトのなかから選書ができあがるというしかけなので。

参加者からの推薦図書(ぼくは右下)

カンヌライオンズにいかずとも、ぼくのなかでは今年のカンヌが最高でした!

なお、ほかの参加者のかたが書かれたセミナーの記事を読むと、もっとわかりやすいと思います。
カンヌ熱帯夜は終わらない〜Cannes Lions 2013 Book Project感想〜
カンヌ分析、そして未来へ編〜Cannes Lions 2013 Book Project感想2〜
「カンヌ ライオンズ2013ブックプロジェクト」から<平場論>へ(前川英樹)
借力日記 : カンヌ受賞作に学ぶ「ネットのお笑いは分散すればするほどオイシイ」

プロジェクトメンバーのみなさん、お疲れさまでした。
雑誌が届いて、使いこなせるまでがこのプロジェクトですからまだまだ!

2013年8月4日

カンヌライオンズ2013報告会で広告ってなんだ?@恵比寿(2013年8月2日)後編

さて、カンヌライオンズという広告の賞の報告会に参加した話の続きです。
 (未読のかたは「イノベーションの南: カンヌライオンズ2013報告会でインドに再会@恵比寿(2013年8月2日)前編」からどうぞ)

カンヌライオンズという世界的な賞なので、受賞した広告ってどれもそれなりに、おお!と思うわけです。特に、クリエイティブの発想やアイデアには驚くものが多いです。

一方、クリエイティブの話とは、別の疑問が浮かびます。
  • 広告はどこからどこまでなのか。
  • 広告主は広告賞とどう関わるのか。
前者はここ数年、広告に関わるひとが続けている議論です。

広告の範囲

もうわからなくなっています。
例えば、AIDMAとかAISASとか、購買に至るプロセスをみても、もう従来の広告だけでは解決できないでしょう。従来の広告が、4マス+Web広告という定義だとした場合の話です。
広告を含むありとあらうゆることを一緒に考えるパートナーが求められています。製品の企画から開発、製造も含むかもしれません。研究だって、広報だって。
実際は、リサーチ会社やPR会社など、機能で分解されて業界に分かれてますけど。
報告会でも「広告主が対価を支払うものが広告だ」というシンプルな指摘がありました。

広告会社は広告を含む事業領域全体をカバーするパートナーになれるかどうか。もしくは、クリエイティブブティクやアイデア創出など、ある分野に特化した組織になるか、分岐点なのかもしれません。
近ごろ、マーケティング領域のソリューションを提供し始めている、I社やA社あたりが前者のポジションを狙っているのかもしれません…。

さて、そうなると広告宣伝費ってどうなるんだろう。宣伝部といった組織構造はどうなるんだろう。広告主という名前自体が限界…。深そうな話になるので、このテーマはこの辺で(笑)。

広告主と広告賞

自社の課題解決につながる広告であれば、結果論として賞がついてくるのは構わないのではないでしょうか。
でも、あらかじめ賞を狙うような広告を作ることの是非はわかりません。狙ったことないので(笑)。

ぼくとカンヌライオンズの関わりは、一度かすったぐらいです。
担当した広告がファイナルリスト(という言葉でいいのかわかりませんが)に選ばれ、もしかしたらブロンズ?シルバー?というところまでいきました。
でも、カンヌライオンズでは特に受賞せず、広告会社のなかでちょっと話題になったぐらいで。
しばらくして、日本国内の広告賞をいただけました。そのときは、関わってくれた関係者の評価につながるなら、と喜びました。
そもそも、その広告には、想定していた課題を解決する効果がありましたから。

でも、この記事を書いている最中に、ハッとしました。。
広告が想定していた課題をどう解決したか、もっと広告会社と共有すればよかった…。
なぜ広告の賞が騒がれるんでしょうか?広告主の事業にどう貢献できたか、課題を解決できたかどうか、というポイントで評価されるしくみはどれくらいあるのでしょうか。

いきなり話が変わります。
先日、一緒に仕事をしたことのある広告会社のかたが転職するということで、転職先の会社からの電話インタビューを受けました。クリエイティブ職のかただったので、てっきりクリエイティブの話になると思ってました。
でも、「彼の仕事は貴社のビジネスに貢献できたか?どんな成果につながったか?」という質問でした。

ここがポイントかな、と。
そんなこと言ったって事業への貢献度なんて開示されない。クリエイティブの力を否定するのか…。いろんな指摘がでてきそうなので、このテーマもこの辺で(笑)。

「作品」か「広告」か

なお、前回と今回の記事を通して、「作品」という言葉は使っていません。定義自体を再考する記事を書きつつ、「広告」という言葉を使ってます。
作っているクリエイターが「作品」と思うのは自由だとしても、広告主にとって「作品」ではないです。課題を解決するためにプロフェッショナルに依頼した成果物です。

どのテーマも深すぎて掘り下げきれませんでしたが、いったんこの辺で切り上げます。

さて、すっかり、カンヌライオンズの話から脱線しました…。ほかにもカンヌライオンズの報告会などがあれば参加して、思考を広げたいと思います。

報告会の情報があれば、ぜひ教えてください。
本当のカンヌライオンズを教えてやる!というかたも歓迎です。
ぼくのtwitterアカウント(@passionhack)へご連絡いただけるとありがたいです。
では、後編はここまで。

※このブログでの発言は、所属する組織・団体とは関係なく、あくまで個人の見解です。

2013年8月3日

カンヌライオンズ2013報告会でインドに再会@恵比寿(2013年8月2日)前編

友人から誘ってもらって、@isobekokiさんの呼びかけで開催された「カンヌライオンズ2013報告会」へ参加しました。

報告してくれたのは、カンヌライオンズ2013に参加してきた若手のおふたり(@kaname_zzzさんともうひとり)。
カンヌがどんなところか、どんな雰囲気なのか、どんな広告が評価されたのか、などなど、ぶっちゃけトークが楽しかったです。

■みんなの一押し
受賞作品をいくつか紹介してもらったあと、参加者のなかで一押しの広告を投票しました。参加者は、広告会社のかたや広告業界に関心がある大学生など、30人弱ぐらい。

面白いことに、カンヌでたくさんの賞を受賞した広告と、参加者のなかで選ばれた広告はまったく別のものです。

たくさん受賞したものは


Dumb Ways to Die
交通機関を利用する際の安全向上を狙ったもの。

一方、参加者が選んだのは、まったく別の広告でした。
海外だから、広告に関わっているから、感じかたがちがうのかもしれませんけど。

よかったら、いろんな広告のなかから、これだ!というのを探してみてはいかがでしょうか。
受賞作品が紹介されているリンクをいくつかピックアップしておきます。

【速報】カンヌライオンズ2013受賞まとめ(1)【世界のクリエイティブ】 - NAVER まとめ



60周年を迎える「カンヌライオンズ 2013」。世界最高峰のクリエイティブが集う広告の祭典からオススメ受賞作品をピックアップ!! | white-screen.jp

■ぼくの一押し


Coca-Cola Small World Machines - Bringing India & Pakistan Together

Machineはコカ・コーラの最大のタッチポイント、自動販売機。
特殊な自動販売機を、インドとパキスタンに同時に設置して、お互いの国民がバーチャルにふれあいながら、協力することでコーラを飲むというしかけ。

ぼくはこどものころ父親の仕事の都合でインドに住み、さらに高校大学も家族がインドに住んでいたので休みのたびにインドに行ってました。
なので、どうしてもインドネタに敏感です。もう20年前なんですけど。

映像のなかには、ぼくの記憶とは全然別のインドが見えました。
近代的なショッピングモール。カラフルな服装を着こなすひとびと。スマートフォンを自在に操るひとびと。しかも、両国のひとが楽しくMachinにタッチしていて。
ああ、インド、元気だなあって。うれしくなりました。

というわけで、カンヌライオン報告会はとても有意義でした。
みなさん、ありがとうございました。

といいつつ、後編に続きます(多分)。