そのあと、友人がいる石垣島へ移住した。
息子さんとの石垣島での生活を、エッセイとして書かれて、
まとめられて、この『旅の人、島の人』になった。
自然いっぱいの島での生活は、自然はもちろん、
そこにいるひとびともおおらかで、のんびりしている。
息子さんは島の生活になじみ、こう言う。
「今までの海はあそぶ海だったけど、ここの海は、とる海です。」海でもずく採りをした想いが海の概念を変えてしまう。
俵万智さんも息子を歌にする。
「オレが今マリオなんだよ」島に来て子はゲーム機に触れなくなりぬそれだけのなにかが石垣島にはあるのだろう。
石垣島の魅力
俵万智さん親子の眼を通した石垣島での生活を見ていると、石垣島に行きたくなる。そのときのために、気になったキーワードを記録しておく。
EGOIST…生姜シロップ。泡盛と合うらしい。
長命草…島に生えているらしい。食べてみたい。
きいやま商店…石垣島の出身者によるバンド。近所のレンタルCDショップでは見つけられなかった。
黒島の牛祭り…大抽選会で牛が当たる。
エコツアーふくみみ…自然体験ツアーを提供している。息子に体験させたい。ついでに、ぼくも。
3.11のあと
ぼくの周りにも、震災後に関東を離れた家族がいる。こちらに友達もたくさんいて、とても悩んでいた。
でも、いまではすっかり関西のひとになった。
俵万智さんは、石垣島での生活が4年を過ぎたはず。
本のタイトルは、旅の人というには長い滞在で、島の人というには短すぎる滞在という意味がある。
このまま、いずれ島の人になるのだろうか。
島の人になった、俵万智さんの歌が楽しみ。
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