プーシキン美術館
プーシキン美術館はモスクワにある美術館です。かつて、ロシアの皇族や貴族、大富豪たちがフランス絵画を収集しました。
今回はそのうち66点が、日本へ公開されました。
横浜美術館では9月16日まで、その後、神戸市立博物館で公開されます。
参考リンク:プーシキン美術館展 フランス絵画300年
セザンヌの挑戦
個々の作品について特に言うことがありませんが、フランス300年の流れを一気に見れるというのが大きな価値でした。見たままをそのままを表現する時代から、
感じたままをそのまま表現する時代へ。
そのなかでセザンヌの描いた『パイプをくわえた男』という作品があります。
作品の左下のパネルにこう書かれていました。
(前略)これまでの「絵画の決まりごと」に従っているだけではダメだと気づきます。自分の目で見て、自分の感覚で一から創りあげていく。セザンヌの絵にはそんな挑戦と苦心が詰まっています。まさにイノベーターです。
(出典:プーシキン美術館展 解説パネル)
絵画の前でしばらく立ち止まり、斜めに傾いた男の姿を見つめました。
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