2013年3月7日

コンテンツマーケティングセミナー@渋谷ヒカリエ(2013年3月6日)

はてな×NHN×デイリーポータルZ、という3社開催のイベント、
「コンテンツマーケティングセミナー」に参加してきました。

ひと言でいうと、コンテンツマーケティングの考えがたのヒントを得られた!です。

プログラムは三部構成。

第一部「なぜコンテンツマーケティングにおもしろさが求められているのか?」として、
河尻亨一さん(元「広告批評」編集等)、田端信太郎さん(NHN Japan 執行役員)がそれぞれ話されました。

第二部「アクセスがアクセスを呼ぶ実例に学ぶおもしろコンテンツマーケティング」として、山田聖裕さん(はてな マーケティング・広報担当)、谷口正人さん(NHN  Japan 広告事業部チーフプロデューサー)、林雄司さん(ニフティ デイリーポータルZウェブマスター)が、それぞれ事例を紹介されました。

最後に、パネルディスカッション「ウェブ広告批評」として、第一部、第二部の登壇者が語り合いました。

印象に残ったのは、
  • 河尻さん:おもしろさの定義は、笑える、泣ける、気づく、わかる、ためになる、共感する、おシャレだ、カッコいい、カワイイなど、色々
  • 『広告は19世紀にはたんなる製品の宣伝であり、20世紀になると欲望を喚起するための産業的広告となったが、これは21世紀には純粋なコミュニケーションとなるだろう。』(ポール・ヴィリリオ『情報化爆弾』)
  • 田端さん:コンテンツ イズ キング?と問いかけ
  • ユーザーからの「ツッコミ」によって完成されるコンテンツ=自分ごと化される
  • 単なる広告=他人ごと、自分のツッコミがウケるかどうか=自分ごと 
  • 山田さん:ライフネット生命やJINSなどの事例を紹介
  • 谷口さん:そもそもコンテンツが作られていない、という指摘から
  • 広告だと高らかに宣言する→広告とコンテンツを一体化→安く、軽く、面白いコンテンツを作る→ボツになる広告主、通る広告主、と持論を展開
  • 林さん:ここ2年ぐらい、企業コラボを開始
  • 意識していうこと:いつもの記事制作と同じスタンス、クライアントを大事にしすぎない、クライアントにも出てもらう
  • DPZのスタンス:自分が興奮できることを書く、外に出る、失敗してもOK
  • DPZを告知として活用:共感→確認→参加(購買)→拡散のステップのなかで、「共感」に位置づけ
  • DPZは価格コンシャスじゃない層に伝わる
登壇された3社は、面白いコンテンツを作るのが得意です。まあ、外すときもありますけど(笑)。
面白さといってもウケるという意味ではなく、読者に喜んでもらえるコンテンツと考えると、いろいろ応用範囲は広いです。

はてな、NHN、デイリーポータルZのみなさん、ありがとうございました。

NHN谷口さんが提示