2015年1月30日

初代ウォークマン TPS-L2 @品川駅

品川駅で、初代ウォークマン TPS-L2 を見た。

 

たまたま品川駅を通りがかったところで見られるとは、絶妙なタイミングだ。

Engadget 日本語版によれば、ウォークマン35周年の記念展示だという。

TPS-L2は展示スペースの左端にある。

1979年に生まれた製品が、35年たったいまも形を変えながら
多くのひとに使われるってのは、なんだかうれしい。

朝から雪が降る寒い1日だったけど、元気をもらった。

参考
ポータブルオーディオプレーヤー WALKMAN ウォークマン 公式サイト

未来予報会議Vol1「いま重要なのはテクノロジーか ビジネスモデルか」@ソニー品川

未来予測ではなく、未来予報という言葉にひかれて、第一回未来予報会議に参加した。

イベント情報
パネルディスカッションといいつつ、リラックスした感じで4人が語った。
それぞれのかたの印象的な発言をいくつか紹介する。

左から岡島氏、吉沢氏、鎌田氏、小南氏

「このメンバーだったら、重要なのはテクノロジーって言うよ。」
と会場の笑いを誘ったのが、鎌田氏。


ダンディーなエンジェル投資家 鎌田氏

  • おいしい料理を作ることと、繁盛するお店を経営することは違う(技術と経営の違いをたとえて)
  • (岡島氏から失敗するパターンを問われて) 理由は2つ。1つ目はひとの問題。なにかあったときに乗り越えられる結束力のあるチームか。2つ目はテクノロジーの問題。テクノロジーには賞味期限がある。賞味期限が切れた時、撤退の判断が難しい。
  • (人の体制について問われて)チームがいい。一番技術に優秀な人間以外がトップになるのがいいのでは。
  • (ビジネスモデルがなくても)いままでなかったものが生まれてシェアを獲ることも。突き抜けると、ヒトもビジネスモデルがあとからついてくることがある。
  • (技術の賞味期限について問われて)技術の賞味期限を伸ばす対策をするより、技術を早く実現することに注力したほうがいいのでは。
  • (技術の変化をどうとらえればいいか、と問われて)いずれ来る未来だとすれば、問題は時間だけ。 その未来が来るだろな、と思える未来を思い描いているひとに興味がある。
  • 電力の自由化に向けて、さまざまなプレイヤーが自分の得意分野を使って、ゲームチェンジをしかけてくる。この大きな動きを逃さず、波に乗るのが大事。
  • (大企業からチームを切り出す方法について問われて)企業側には、スピード感を得られる。

「試験管を振っていたところから、金融に移りました。」と衝撃の転身を語る、小南氏。

医者から証券会社へ驚きの転身 小南氏

  •  社会背景の変化を読んで、まだニーズになっていない、。社会のウォンツを見つける。
  • ヒト>モノ>カネの順番で重要(技術系ベンチャーにとって)
  • ヒト、モノ、カネのうち、モノは変わってしまう。モノにこだわるタイプのひとはダメ(モノとは技術の意味)
  • 医療の世界は、ヒト、モノ、カネに【規制】が加わる
  • (テーマに対して)最新のテクノロジーを知った上でのビジネスモデルが必要
  • テクノロジーとファイナンス(ビジネスだったかも)の融合のため金融へ転身
  • シュンペーターの【新結合】という言葉が好き
  • (大企業からチームを切り出す方法について問われて)欧米の製薬会社では行われている。日本でも一社が始めれば、広がるのでは。

ファシリテーターは、今後の未来予報会議でも活躍されるはず!

切れ味鋭い質問を連発する岡島氏

  • 社是は 『みんな元気に健康に』
  • いま重要なのは…というテーマだけど、そもそも何にとって重要なの?
  • テクノロジーの世界の進み具合が、自然界の進む具合をどこかで抜くことで、世界は変わるのでは。

理系出身で技術のわかるベンチャー支援 吉沢氏

  • 違う分野のひととの融合が面白い
パネルディスカッション後は、熱い歓談タイムに突入。
次回以降も気になる、未来予報会議は以上。

なお、上記はわたしのメモから書き起こしたもので、間違ってたらごめんなさい。

参考
未来予報会議(Facebook)
95年前に発想したイノベーションの原理|めちゃくちゃわかるよ経済学 シュンペーターの冒険編|ダイヤモンド・オンライン

2015年1月22日

変えるために(安田佳生氏のTweetから)

今年の課題【変える】とつながる名言に出会った。
先日のエントリーで【変える】と宣言したものの、
何を変えるのか、考えていた。

仕事のやりかた、行動、体重、趣味、
いろいろ思いつくものの、変える目的を掘り下げていなかった。

青臭い表現で言えば、いい人生を過ごすためだし、
簡単に言えば、楽しく生きるためだ。

安田佳生氏のtweetのポイントは、
本気で追求する事で…
の箇所だと思う。

目標を達成するには、本気が必要なのだ。
同僚は「本気と書いてマジと読む!」と檄を飛ばす。

変えるんだったら、速く、大きく変えたい。
今年の課題【変える】のハードルが一気に跳ね上がったような…。

が、がんばれ、俺!

※このブログは自己啓発用ではありませんが、ときどき自分を叱咤激励するためのエントリーが入るかもしれません。ご容赦ください。

2015年1月21日

横浜でイケメンに声をかけられた(大道芸@みなとみらい)

「はい、そこのお兄さん〜」
と声をかけてきたのは、繁華街の客引きではなく、イケメン大道芸人のミスターアパッチ(43)だった。

大道芸の街 横浜

横浜は、大道芸がとても盛んな街だ。
【ヨコハマ大道芸】と呼ばれる、2日間で行われる大道芸イベントが開催される。
また、ウェブサイト【ヨコハマ大道芸】では、毎週の大道芸の開催スケジュールも公開されている。

大道芸の開催場所は、みなとみらい地区に点在している。
  • 山下公園
  • グランモール公園(みなとみらいクイーンズモール横)
  • ジャックモール
最も盛んなのは、グランモール公園だ。
ほぼ毎週末に、3人の芸人が1時間交替で芸を披露してくれる。

この日も、グランモール公園の横を通りかかった。
観客に語りかける大道芸人の声が聞こえてきたので、様子を見ようと近づいた…。

ミスターアパッチ(43)

ミスターアパッチは芸歴20年を超えるベテランの芸人だ。
イケメンながら、女性の言葉遣いを織り交ぜる、軽妙な語り口でお客さんを盛り上げる。

メインの芸は、ジャグリング。
彼は、TVチャンピオン「ジャグラー王選手権」初代優勝者なので、ジャグリンは実に巧みだ。



芸の最後に名乗る、ミスターアパッチ



はしごの上でジャグリンをする、大技に挑む。



はしごの上に立ち、ジャグリンを披露する。

燃えるたいまつを投げた

というわけで、ミスターアパッチに声をかけられてステージの中央へ歩み寄った。
一緒にいた息子が、観客のなかから心配そうにぼくを見つめている。

ミスターアパッチのリードで、大道芸にチャレンジした。
観客に礼をしたり、
ジャグリングのピンを投げたり、
EXILEのように重なって踊ったり、と、予想もしなかったようなアクションばかりで、1月の寒さのなか、大汗をかいた。

芸の終盤、火のついた松明(たいまつ)を渡された。
たいまつといっても、大道芸用なので構造は安全にできている。
燃えるのは棒の先端部分の炎上箇所なので、握っている部分は燃えない。

といってもしみこませた油が燃えているので、結構熱い。
しかも、ひとに投げつけるってのは、なかなか怖い。
事前にジャグリングのピンを投げたのが、練習になっているのかもしれない。

えい!とあまり考えずに投げたたいまつは…
見事、ミスターアパッチの手におさまった!

一緒にいた息子は、大喜び。
「1、2、の3!って、かけ声をかければよかったね」とアドバイスまでくれた…。

大道芸は、観客を巻き込むことで、芸が完成する。
ぼくのように芸にちょっと関わるひとはもちろん、
観ている観客全員の参加があってこそ、一体感が高まる。

拍手をしたり、「おお!」と声を上げることで、
芸人も、観客全体も、会場が盛り上がるのだ。

今度の週末も、みなとみらいに出かけようと思う。
がんばれ ミスターアパッチ(43)!

参考
ミスターアパッチ公式HP
Mr-Apatchブログ
MrApatchTV YouTube

2015年1月20日

湘南T-SITEショップガイド(2015年1月)(お店の名前がおしゃれすぎてわからないひとのために)

「湘南T-SITEって、どんなお店が入っているの?」
と家族に聞かれて困った。

湘南T-SITEに入っているのは、蔦屋書店だけではない。
この看板の通り、たくさんのお店が…。



でも、一部のお店の名前がおしゃれすぎて、なんのお店なのかわからない。
(少なくともぼくには)
というわけで、どんなお店があるのか、簡単に紹介する。(結論はページの下のほうに)
※一部、3号館はほとんど入らなかったので、次回以降、確認してくる。

1号館 ENTERTAINMENT
1階
Starbucks Coffee…全国に広がるコーヒー店
カメラのキタムラ…写真の印刷コーナーなど
GREEN DOG…ペットグッズのお店
TOUCH&FLOW…文房具のお店
globewalker…海外旅行向け?グッズのお店
Family Mart…コンビニエンスストア
2階
COM'S Libli…美容院
T-SITE Apple Authorized Reseller…Apple製品や関連書籍の販売コーナー
湘南ラウンジ…イベントスペース
d-labo…スルガ銀行のイベントスペース
T-SITE Apple 正規サービスプロバイダ…Apple製品の修理コーナー
KONCENT…雑貨店

2号館 FOOD/LIFE
1階
gungendo 湘南T-SITE店…生活雑貨、本、服
釜浅商店…料理道具店
motovelo…電動アシスト自転車専門店
CLASKA Gallery & Shop "DO"…ライフスタイルショップ、雑貨
千年こうじや…米・麹・発酵の専門店、ソフトクリーム、肉まん
Table ogino Shonan…お惣菜、スイーツ、飲料、雑貨
Midi a Midi…パン、本格コーヒー
2階
ISETAN MiRROR Make & Cosmetics
LIFE sea…イタリアンレストラン・カフェ
フレスカ
菜の花 ヴィレッジ…和洋菓子、雑貨
THANKS ON THE TABLE.…カジュアルレストラン

3号館 FAMILY/Fujisawa SST SQUARE
1階
SQUARE Center
WIRED Kitchen…カフェ・レストラン
T-SITE湘南料理塾
SQUARE Office
SQUARE Mobility
ボーネルンド…世界のおもちゃ
SQUARE Lab
SQUARE Gallery
2階
Kids Duo

以上、「湘南T-SITEって、どんなお店が入ってるの?」という問いには
カフェ、レストラン、スイーツ、雑貨店、文房具、ペットグッズなどがあるよ
と答えてよさそうだ。
 
参考
湘南T-SITE公式サイト

2015年1月19日

ベイマックスの秀逸な設計思想から考えたこと

米ディズニーの映画『ベイマックス』が話題になっている。
  • 宣伝で作っているイメージと、映画そのもののストーリーが全然違う。
  • ベイマックスが日本で作れなかったのはなぜか?
  • ベイマックスの顔は、実は日本のあるものからヒントを得ている。
などなど。これだけ反響があれば、映画のプロモーションとしては大成功だろう。

わたしは「設計思想コンセプト」の秀逸さに感心した。




ベイマックスはケアロボットという位置づけだ。
わたしは短絡的に、治療や介護に関連するロボットを連想した。
お医者さんの隣に立っていて「このひとはインフルエンザA型です。」とか、「このひとは仮病です!」とか、ビジビジ見抜いてくれるようなロボットだ。
でも、ベイマックスは全然ちがった。

まず、痛みには2つの種類がある。
主人公が「痛い!」っと声をあげると、ベイマックスは心配そうに(多分)声をかける。
「それは心の痛みですか?体の痛みですか?」と。
ベイマックスは、痛みを感じたひとを癒す(ケア)ためのロボットなのだ。

ベイマックスはそばにいることで癒す
ロボットらしく、センサーで健康状態を察知してアドバイスをする。
でも、本質的な癒しは、【痛みを感じているひとのそばにいる】ことで行われる。
薬を出すわけでもなく、病院に連れて行くわけでもない。
ただ、主人公の側にいる。究極の癒しなのではなかろうか。

ケアの終わりは痛みの当事者が決める
ベイマックスは、主人公が「もう大丈夫」と言うまで離れない。
ケア(治療)の終わりを、ベイマックスが判断することはない。

痛みとは何なのか?どう癒すものなのか?
主人公の兄、タダシが苦心の上にたどり着いたであろうコンセプトは、実にすばらしい。

ベイマックスの設計思想コンセプトをまとめると…
  • 提供価値:痛みを感じているひとを癒す
  • 痛みとは?:心の痛みと身体の痛み
  • どうやって癒す?:痛みを感じているひとのそばにいる。
  • 癒しの終わりは?:痛みの当事者が、大丈夫というまで。
ということになる。

さて、自分たちの事業はどうだろうか?
ベイマックスを参考に、自分の事業を考えてみると面白い。
  • 事業の役目は?
  • その事業とは?
  • どうやって価値を提供するか?
  • 価値の提供はいつまで?
など、考えてみると、思っている事業の範囲を広げられたり、事業の深堀りが浅いことに気づいたりするのではなかろうか。
ありがとう、ベイマックス!ありがとう、タダシ!

ちょっと違うベイマックスを空想すると…
提供価値:痛みを感じているひとを癒す
痛みとは?:切り傷、すり傷
どうやって癒す?消毒液を吹きかけ、絆創膏を傷口に貼る
癒しの終わりは?かさぶたができたら、絆創膏を傷口からはがす

高速で絆創膏を貼ったり、はがしたりする絆創膏ロボットができてしまう(笑)。

参考
ベイマックス公式サイト
アメコミファンから非難を浴びた「ベイマックス」――ほとんど詐欺!? 映画宣伝が炎上するワケ | 日刊SPA!」
『ベイマックスが日本で作れなかったのは何故か?』 - Togetterまとめ
ディズニー最新作『ベイマックス』が早くも大注目! - Locari(ロカリ)

2015年1月16日

2014年の総括、そして2015年

気づけば、2015年も2週間がすぎた。1年の24分の1なのに、あっという間だった。
これはいかん!と慌てて、昨年をふりかえり、今年のことを考えてみる。

ガレットデロワ、おいしかった


2014年はもがいた…

2014年は、ソーシャルメディアと組織開発にもがいた。
いい響きではないけど、もがいたなあ…。

幸いなことに、いろんなひとと出会えた。
世の中には、肩書きを気にせず、オープンかつ真剣に議論する機会が増えている。そこで話すことは、ぼくにとって大きなエネルギーになった。
世界は変わろうとしているし、確実に変わっていくと確信した。
変化は時に希望であるとともに、不安にもなると思うけど、しっかり向かい合わねば。

2015年の7大方針

2015年は、いくつかの方針を定義してみる。

1.変える
生物は常に変化し続ける。変化しなければ現状維持すらできない。
新しいことに挑み、当たり前だと思っていることも「そもそも…」で考えてひっくり返すことを恐れない。

2.学ぶ
変える手段のひとつとして、特に学習を意識する。
最近のNHK大河ドラマ「八重の桜」では同志社大学を創設した、新島襄が学習で国を救おうとした。学びは、変化につながるし、ぼくはもっと知りたい。
しかし、過去の振り返りにも「学ばなくては!」と繰り返し書いている。この反省のループから抜け出さなくては…。

3.しぼる
いままではなんでも興味があれば頭を突っ込んでいたが、時間には限りがある。なので、自分の原点である「マーケティング」にしぼる。
同時に、全体像を知らなければならない。マーケティングの全体像、マーケティングの周辺領域といった全体像を知りたい。
トライバルメディアハウスの池田さんが「若いうちにMBAや中小企業診断士を取った方がいいと思う7つの理由」という記事を書かれていたので、参考にする。

4.知り合う
しぼるってことは、手を出さない領域をどうにかしなくてはならない。
頼りになるひとにお願いしたり、お任せする。そのために、もっと知り合う。

5.寝る
健康でなければ、どうにもならない。
早く起きて、早く寝ることで、体調を整える。
ドラクエで徹夜するような年齢ではないのだ。

6.アウトプットする
いろんなひとと会って話したことや、本や映画から考えたことが、記憶から消えていく。
アウトプットをすれば記憶は深まるし、忘れても振り返れる。
なので、今年のアウトプットは「速い、短い、うまいかどうか気にしない」の三拍子でいく。

7.楽しむ
ひとは楽しいことをしたい生き物だ。楽しいと思えるかどうかで、物事の価値は変わる。

という7項目を、毎週振り返って、なにができたか、なぜできたか、メモする。

よし、あと24分の23を楽しむぞ!

過去の記事

2013年の総括、そして2014年
2012年の総括、そして2013年