2012年11月23日

気仙沼応援イベント@Google

3.11の東日本大震災のあと、GoogleがITの力でさまざまなプロジェクトに取り組みました。
内容はこのサイトにまとめられ、いまも動き続けています。

東日本大震災と情報、インターネット、Google

そこから生まれた?企画のひとつ、
Googleでの気仙沼応援イベントに参加してきました。

津波で家もお店も流された気仙沼の寿司職人のかたがお寿司を握りにきてくれてました!

【流され寿司】

まぐろ、かつお、めかじき、まんぼう、フカヒレ、という気仙沼ならではのお寿司は絶品です。

そのほかにも塩辛松前漬け、とか、ご飯の友も多数。

どれもおいしくいただき、フカヒレのスープを買わせていただきました。

流され寿司、そしてイベントに参加された被災地のみなさま、Googleのみなさま、
参加させていただき、ありがとうございました!

2012年11月18日

『海賊と呼ばれた男』 百田尚樹著

百田尚樹著『海賊と呼ばれた男』(上・下)を読み終えました。
今年呼んだ本のなかで、一、ニを争う傑作です。

還暦で終戦を迎える
主人公、国岡鐡造(くのおか てつぞう)は、石油販売会社の「国岡商店」の創業者。
敗戦の混乱のなか、「馘首(かくしゅ)はならん!」と誰も解雇しません。
「わが社には、何よりも素晴らしい財産が残っている。一千名にものぼる店員たちだ。彼らは国岡商店の最高の資材であり財産である。」
「店員は家族と同然である。社歴の浅い深いは関係ない。君たちは家が苦しくなったら、幼い家族を切り捨てるのか」
戦後、石油は統制下にあり、本来の石油販売の仕事はありません。
存続のため、ラジオ修理、旧海軍のタンクに残った残油の回収など、なんでも手がけていきます。
その姿をあざける者もいれば、逆に信頼を深めて行く者もいます。
内(社員)と外(理解者)との信頼関係が国岡商店を支えていきます。

その後、石油エネルギーを巡る統制や外資との攻防が続きます。
石油タンカーの製造、イランからの原油購入「日章丸事件」、製油所の建造…。

日本の復興のなか、国家の視点、消費者の視点をもって、生き抜いた経営者と社員、協力者達の生き様は、とてつもない勇気を与えてくれると思います。

なお、国岡商店は、現在の出光興産をモデルとしています。
小説の主人公、国岡鐡造は、同社の創業者、出光佐三氏であり、ホームページで手厚く紹介されていますので、おすすめです。

人間尊重の百年|出光興産 - IDEMITSU
出光興産 - Wikipedia

5つの社是(国岡商店)
社員は家族
非上場
出勤簿は不要
定年制度は不要
労働組合は不要

「ただ、選手を信じる。」
NHKの『アスリートの魂』で、日本ハムの栗山英樹監督が
「ただ、選手を信じる。」と言っていたので確信しました。
時代が変わっても、信頼の価値は不変です。

「ただ、選手を信じる 日本ハム監督 栗山英樹」

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このブログのその他の記事:
「『海賊と呼ばれた男』の百田尚樹氏が「ダ・ヴィンチ」10月号の大特集!」

2012年11月9日

アイエンガー教授の「グローバルビジネスにおける選択の科学」@NEC C&Cユーザ ーフォーラム(2012年11月9日)

2012年11月9日、東京国際フォーラムで開催されたNECのC&Cユーザーフォーラムの特別講演として、
コロンビア大学のシーナ・アイエンガー教授の講演を聴くことができました。

メモ程度で恐縮ですが、折角なので共有させていただきます。
※内容に不備や不足があれば、わたしの能力不足です。すみません。

テーマは「グローバルビジネスにおける選択の科学」で、
グローバルビジネスに挑むリーダーに向けたものです。

リーダーと選択について、以下の5つの話がありました。

1.リーダーは選択により、自分と周りの人をエンパワーする。

危機にあったとき、その場で取り得る選択肢を探し出し、取り組む。
また、選択肢は、効率も満足度も引き上げる。

2.リーダーは異文化への理解を持つ。
ひとによって、選択に対する感度が異なる。
例えば、アングロサクソンは選択肢の数がパフォーマンスに比例する(多いほどプラスに働く)が、アジア人は反比例する。

キーワード「Cultural intelligence」 異文化への理解力

3.リーダーは、選択を選別する。
短時間で判断するもの、時間をかけるもの、または他者に委ねるものなど。

キーワード「Choice overload」 選択肢が多いほど、選択が遅れる
キーワード「4つのC」 cut 選択肢を絞る、concrrtize 選択肢を具体化する、categorize 選択肢をカテゴリーにまとめる、condition …(だったかなあ(-_-))

4.リーダーは、情報に裏付けられた直感を活用して選択する。
つまり、理性だけでも、直感だけでもなく、両者。
さまざまな経験を評価して、内部化していく。

キーワード「Informed intuition」 Experience+ Evaluation→internalization

5.リーダーは、選択が発明であると知っている。
無益な選択を排除することがクリエイティブ。

最後に、「リーダーとは、なにもなくても生きていける、すべてをもっているひと」
そして、「戦略を持った夢追人である」と。

【聴講体験記】
アイエンガー教授、すばらしい講演をありがとうございました!
そして、ユーザーフォーラムを開催してくれたNECにも感謝!

30分前にホールに向かったのに長蛇の列。しかし、入場が始まってから、がんばって歩き、最前列に座りました。
教授との距離が近かったので、まるで講義を受けている気分を味わえました!
もちろん、翻訳レシーバーのおかげです…。

【おまけ】
展示コーナーで「ほのぼの回文カレンダー」をいただいたでござーる!




【参考】NHK コロンビア白熱教室 公式サイト

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2012年11月2日

フォトジェニックなアドテック東京2012(α版)

アドテック東京2012で写真を撮らずにいられなかった
フォトジェニックを紹介します。

※この記事は内輪受けでいっぱいです。アドテック東京に参加していないと、なんのこっちゃ?となると思います。予め、ご了承ください。

公式セッションから
 「大柴ひさみさんと話す会」
(A-1)「傾聴とエンゲージメント:ソーシャルメディアでブランド・エクイティはどう創られるか」から
facebookの須田伸さんによれば、アメリカでfacebookを使っているか尋ねるときは、「Do you do facebook?」ではなく、「Are you on facebook?」というそうです。今度、ぼくも質問してみようっと!

 「危険地帯を突破せよ!」
(A-2)「マスメディア×ソーシャルメディア:「マス」「ソーシャル」から生まれる最適ジャンペーンとは」から
懐かしいテレビゲーム、スーパーマリオで落ちてくる樽をよけるマリオの姿が、モデレーターの徳力さんとかぶってみえました。

「転職するひと、しないひと」
(A-6)「インスピレーションリーダーシップとは?:イノベーションのアイディア創発を起こす組織 そしてその手法とは。」から
終始テンションが高いアイスタイルの高松さんの言葉「部下に約束していることのひとつが決済のスピード!」にしびれました。絶賛、中途社員採用中だそうです!

「危険度No.1セッションは熱血度No.1だ」
(A-8)「ブランドとエージェンシー:変わり始めた広告主と広告会社の関係性?事例から観る理想的なタッグとは」について、語られました。
広告主と広告会社は一緒にがんばろうと!と声をかけるセッションでした。なお、写真で電通の小西さんが下を向いているのは、無茶ぶりされたからではありません。本当です。

出展会場から

再び出現したルグランルームで熱く語る、ルグランの泉浩人さん
データ活用の可能性を感じさせる充実のセッションは、たびたび満席になってました。
なお、分析能力の高さは、AKB48の選挙戦分析で実証されているので、安心です。

今回のキーワードのひとつ「インバウンドマーケティング」に関するセッションのひとつです。
BtoB分野のセッションを日経BPがスポンサードする意味とは…と言ってたひとがいたような気がします。

最終キーノートの直前、アドテック東京2012をふりかえるというミニセッションが展開されました。
今回のアドテック東京に参加したひとは、必ず会社に帰ってから内容をフィードバックして、もっとデジタルに取り組もう!と、花王の本間充さんが参加者に語りかけていたのが印象的でした。


エビス神社の前で熱く語る、mediamindの布施一樹さん。
このあと、爆速キーノートで衝撃の発表が!

オムンバスブースでのミニセッションを終えた、コムスコアの西谷さん
花束が似合う男性って、ちょっとうらやましいです。
twitterブーズの前でプレゼンを続ける、twitterの小林哲男さん。
日ごろは見られない、ちょっと切なげな表情です。

facebookページの分析ツールをプレゼンする、コムニコの市川さん。
右手に気合いが入ってます!

看板編

「マーケティングは空輸だ」と読み間違えるひとが続出。
新鮮なうちに海外の最新ソリューションを日本へ輸入するのかと思いました。
「マーケティングは空論だ」そうです。

爆速キーノートで発表された、Y!の新ログを発見!
ではなく、タグを使ったソリューションを提供するTAGGYさんでした。


番外編(待ってました!とご期待のかたへ)

アドテックが誇る美の競演!
京都の舞妓さんと並ぶのは、インフォバーンの今田素子さん。
背後からの視線が熱い!
出展エリアの話題をさらった、売れるネット広告社のブース。
まぶしすぎて近寄れませんでした。
今回、会場内には2つの神社がありました。
そのうちのひとつ、PR TIMESさんのブースでは、おみくじがひけます。
おみくじの満足度が高く、サービスの内容を聞くのを忘れました。

ピンクリボンキャンペーンの募金活動のために現れたフーターズガールのみなさん。
ダンスパフォーマンスが見事でした!

So-netブースに現れた、ポストペットのモモ。
ピンクのボディが目立ってました。

笑顔のCyberZの古市さん。
ぼく「このコスチュームはだれが考えたの?」
古市さん「ももいろクローバーZというグループと、CyberZをかけてまして…」
ぼ、ぼくだって、ももクロ知ってるよ!

Special Thanks to G

来場者ののどをうるおした、Googleのドリンクコーナー。
コーヒー、紅茶、アイスコーヒー、アイスティーに加えて、スナック類まで完備。
感謝の気持ちをこめて掲載。

ほかのブースでは、飲料は名刺との物々交換なので…。

アドテックに参加したみなさま、お疲れさまでした!
次はいよいよ、まじめなアドテック東京2012のふりかえり記事です。
アドテック2013開催までには書き終える予定です!