2014年7月31日

FailConスピーカーの椿さんから新規事業の失敗原因を教わった@イントレプレナーの会(2014年7月31日)

起業家の失敗談をテーマにしたカンファレンス、
【FailConJapan】でVOYAGE Groupの椿奈緒子さんがスピーカーをされました。

「FailCon:イントレプレナーとして立ち上げた、7つの新規事業の失敗要因分析|椿ブログ」
このときの話をイントレプレナーの会で聞けるというので参加してきました。

7つのポイントで失敗を要因分析

椿さんはこれまで手がけた新規事業を、
以下の7つのポイントで失敗分析をしています。



  • 参入タイミングの見誤り
  • 成長市場ではない
  • 市場の課題を見誤り
  • 競合に負けた
  • ローンチ戦略の見誤り
  • チームワークに課題
  • 実行力不足
失敗要因はさまざまな項目を思いつきそうですが、この7つの共通項目にしぼりこんでいるのがユニークです。

そして、椿さん本人と、上司のかたでそれぞれ7項目を評価して、2人の認識の違いを確認しているのです。
信頼関係あってこその分析です!

ちなみに、ぼくのとある失敗を振り返ってみると、成長市場ではない&市場の課題を見誤りの合わせ技でした…。  

7つの新規事業
実際は、椿さんが手がけた7つの新規事業について、説明と失敗分析、そしてディスカッションを組み合わせるかたちで進行されました。

ぼくが聞いた新規事業は、こちらの3つ。
  1. サンプリングサービス
  2. ビジネスメディア
  3. アドネットワーク
※途中退席したので、7つの新規事業のうち3つのみ、お聞きしました。

それぞれの事業の説明に加えて、
もし、自分がこの新規事業を起こすとしたらどうするか?
という切り口でのディスカッションが大いに盛り上がりました。

椿さん、ありがとうございました!

参考
椿ブログ
VOYAGE Group

2014年7月23日

Ziba濱口秀司氏「イノベーションができることを証明するという役割」@イントレプレナーの会(2014年7月23日)

Zibaの濱口秀司さんの話が聞けるというので、
イントレプレナーの会に参加してきました。

濱口さんの講演は、ご自身の強烈な経験談とそこから得られた濃厚な知見をぎっちり詰め込んだ貴重なものでした。
※濱口さんは松下電工に就職、その後デザインコンサルのZibaなどで活動されています。

「shift」は濱口さんがご自分の仕事を定義

特に気になったことを紹介します。

企業活動のモデル

まず、企業活動を
コンセプト(C)→戦略(S)→決定(D)→実行(E)
という段階と考えてみる。

モデル上、左から右に向かうほど自由度は低下します。
一方、リソース配分としては逆に上昇していきます
例えば、企業活動の実行段階は自由度が低いが、リソース配分は高くなりがちです。

企業活動の本質

ドラッカーによる「企業活動の機能はイノベーションとマーケティング」を
濱口さんは拡張して、
  1. イノベーション
  2. インターナルマーケティング
  3. エクスターナルマーケティング
の3つだと指摘します。
特に、2のインターナルマーケティングが大きな壁になっていると。

悩ましいのは、イノベーションは強力なものほど、不確実性が高まります。
しかし、企業は不確実性を避けたい、という矛盾が起こるのです。

そこで、イノベーションを実施するときは、
  • 構造的に説明する(数字・データを資料から削除する)
  • プロトタイプでイメージを具体化する 
というヒントをいただきました。

濱口さんの最新テーマ

なるほど!というテーマでしたが秘密(笑)。
ヒントは、価値の変化と認知構造です。

Break the Bias

イノベーションをするには、専門家ほど持ちやすいバイアスを排除しようと。
という話は、過去のこのエントリーにメモしています。

「Ziba濱口秀司氏「ビジネスイノベーションと日本〜日本人のイノベーション力が本来最強であるその理由」@Hitachi Platform Solutions World 2013(2013年7月11日) 」

構造化
  • 見えないもの(バイアス)は破壊できない
  • 構造なきものは大きく破壊できない
と濱口さんは指摘しています。

さまざまな事象や仕組みを構造化するのが、濱口さんの持ち味なんだと改めて感じました。

最後に一言
前回、濱口さんの話を聞いたのが、2013年7月。そして、今回は2014年7月。
イノベーションは遠い…。

濱口さん、イントレプレナーの会のみなさん、ありがとうございました。

なお、このエントリーのタイトル「イノベーションができることを証明するという役割」は、濱口さんがイノベーションに挑み、成功(ときに失敗も)している姿を見て、自ら考えて欲しい、との言葉からきています。

なお、うまく説明できなかったり、誤解している箇所があるかもしれません。すみません。

参考
ビジネスデザイナーZIBA濱口秀司さん のシンプルな図解とフレームワーク - NAVER まとめ
イノベーションを考えるために明日からできる3つのこと ー 濱口秀司氏の講演動画を見て | UX INSPIRATION
i.schoolのFuture of Japan InnovationにZibaの濱口さんの話を聞きに行って来ました | Notes | dotgraphy

2014年7月20日

三菱みなとみらい技術館 祝20周年で二度目のドデカトロン体験(2014年7月)

息子と三菱みなとみらい技術館に行ってみたら壁に【20周年】のボードが。

祝20周年
三菱みなとみらい技術館が、2014年6月1日で20周年を迎えていました!
おめでとうございます!



20周年お祝いするため、2階のスペース・プロジェクトで
月面資源採掘船【ドデカトロン】の開発プロジェクトに参加しました。

月面資源採掘船【ドデカトロン】
資源採掘船のプロジェクトには、
  • ミッション・ラボ(500円)
  • カスタム・ラボ(2,500円)
の2種類があります。

当然、ミッション・ラボへ。
※いつか、カスタム・ラボで自分の設計したドデカトロンを見たいものです!



さすが夏休み。
1度に12名が参加できるミッション・ラボが見事に全席埋まっています。



息子はA4【レーダー】を担当。
かなり地味ですが、飛行チームの一員としてがんばりました。

やっぱり宇宙兄弟



ぼくはやっかり勇気をもらうために『宇宙兄弟』を読みました。
がんばるぞ!

参考
三菱みなとみらい技術館
みなとみらいのこどもと遊べるおすすめスポット(2014年7月更新)

どこでもドアをくぐると、どこでもノアが待っていた…@六本木ヒルズ(2014年7月)

六本木ヒルズでドラえもんに会えるというので、 ドラえもん好きの息子と行ってきました。

66プラザ
このイベントはテレビ朝日が開催しているイベント「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION(サマステ)」のひとつ。
六本木ヒルズの正面にあるスペース、66プラザにドラえもんが66体登場したのです。

66体、それぞれが別の秘密道具を持っているので、それぞれをチェック!

 

名作『帰ってきたドラえもん』に登場したひみつ道具、ウソ800。

今回のこのイベントは、ドラえもん初の3D版映画『STAND BY ME ドラえもん』のプロモーションなので、立体のドラえもんが並んでいるのでしょう。
このとおり、66体のドラえもんはかなり壮観です。



こ、このドラえもんの涙は…。




どこでもドアをくぐると、どこでもノア

66体のドラえもんと並んで人気なのが、どこでもドア。
撮影スポットに行列ができるほど。



絶妙なのは、どこでもドアの奥に、どこでもノアならぬノアが置いてあるところ。
記念撮影のたびに、ノアが…。

息子も大喜び!と思ったら、
「あのどこでもドア壊れてる」とのこと…。

そのあと、得意げに「どこでもノア」のCMの話をしてくれました。


なぜ車のCMで、ドラえもんなんだろう?とずっと思ってましたが、ドラえもんにしかできないコミュニケーションってあるんでしょうね。

なお、このイベントは8月24日(日)まで開催しているそうです。

参考
【ドラえもん】「帰ってきたドラえもん」で振り返る友情。 - NAVER まとめ

映画『STAND BY ME ドラえもん』予告編


2014年7月17日

「ハーバード白熱教室」解説者小林正弥教授の白熱教室 in ITmedia エグゼク テ ィブ(2014年7月17日)

エグゼクティブではないけど、
ITmedia エグゼクティブの勉強会に参加させていただきました。

テーマ「「対話力」を磨く」

講師は、千葉大学大学院人文社会科学研究科の小林正弥教授。
小林先生は、NHK「ハーバード白熱教室」で解説を務めたかたです。

今日の勉強会の参加者は50人ぐらい。
まずは、対話についての講義から始まります。
  • 勝ち負けを決めるための【ディベート】ではなく、相手を尊重して、お互いの考えを深める【対話】を。
  • 対話の効果「信頼」「成功」「リーダーシップ」「問題解決」「白熱会議。
  • 対話力は「聴く」「考える」「話す」「振り返る」という4つから構成。特に「振り返る」のが重要
 といった話が印象的でした。

続いて、各テーブルで自己紹介と、現状の悩みを共有します。
わたしのテーブルでは、組織内のコミュニケーションが主な問題として挙げられました。

白熱教室が始まった

そして、ついに「白熱教室」が始まりました。

きっかけは悩みのひとつ「上司と対話できない」というところから始まり、
企画を通すテクニックや段取り、次第に「根回し」対「直接」という組織の決定プロセスの話へ広がりました。
※直接というのは、議論する場に直接持ち込んで決定する方法です。

その過程が書かれたのが、こちらのホワイトボード。



さまざまな意見やアイデアが広がりました。
  • 日本と欧米の比較…欧米はボスが決定するのでスピーディー、日本は複数の意見をもとにまとめていくのでミスしにくい
  • 議論をする場と決定する場という構造で解決できる
  • ビジネスの判断と人格を分けて考える
  • 根回しは、対立を避ける日本企業ならでは
  • 根回しは、スピードが遅いだけで、個々の相手とは対話が成立している
こうしたいろんな知恵を使うことを【賢慮】(けんりょ)というのだそうです。
最後は、スキルやテクニックではなく、人間力に行きつく気がします。

「直接」派のぼくにもとても参考になりました(笑)。
小林先生、ITmediaさん、貴重な機会をいただき、ありがとうございました。





参考
小林正弥オフィシャルページ

2014年7月7日

高校書道部コミック『とめはねっ!』で「噫(ああ)横川国民学校」を知る

日本初、いやおそらく世界初の高校書道部マンガ『とめはねっ!』を知ってますか?
神奈川県の架空の高校の書道部を舞台にした、高校生ストーリーが展開される作品です。

文化部ってどうマンガにするのかなあ?と思っていましたが、書道とマンガの相性がよいのです。
書道部が参考にする書の作品は、墨を使って書かれています。
そのため、マンガの紙面上でも名書がそのまま表現できるのです。

そして、本作が連載されている週刊スピリッツの今週号(2014年7月7日発売)で、
その効果は最大化されました。ぼくのなかで…。

噫(ああ)横川国民学校

『とめはねっ!』の主人公は書に行き詰まっていたところ、指導者に本作を紹介されます。
  • 群馬にある
  • 夏になると展示される
断片的な情報のみで、群馬へ足を運び、目にしたのが「噫(ああ)横川国民学校」です。



(出典『とめはねっ!』週刊スピリッツ 2014年7月21日号)

作者は井上有一氏。戦時中、学校の教師をされていたそうです。
疎開先から一時的に帰京していた際、東京大空襲にあいます。
宿直していた横川国民学校に避難していたかた、1,000人以上が亡くなったときの体験を書に。

先週、集団自衛権についての憲法解釈の変更が閣議決定されたばかりのこのタイミングで、この書を知れたことに感謝します。
ぼくは知らないことが多すぎる。

参考
河合克敏著『とめはねっ!』
東京大空襲/噫(ああ)横川国民学校(解説)
「東京大空襲」史上最大の虐殺




2014年7月6日

コクヨのスマホノート【CamiApp(キャミアップ)】とEvernote用アプリ【FastEver Snap】を連動させてみる!

スマホノートという文具カテゴリーがあること知りませんでした。
ノートに書き込んだ内容を、スマートフォンに保存させることに最適されたノートです。

そのひとつ、コクヨの【CamiApp(キャミアップ)FastEver Edition】を試用する機会をいただきました。
BLOGTIMES(ブログタイムズ)の企画です。

CamiApp FastEver Edition

いかにもEvernote!という緑の表紙です。


サイズはA6、6mm軸で50枚のノートです。

連携アプリ
Evernoteへの取り込みには、専用のアプリをダウンロードする必要があります。

FastEver Snap CamiApp Edition(無料)です。




ノートに書き込む
ダウンロードはあっさり終わったので、早速ノートに書き込みます。
ちょうど読み終わったばかりの小説、『王になりたかった男』のなかから気になった台詞をピックアップしてみました。




撮影に挑戦(正面)
まずは正面から撮影してみます…。



しかし不発。



撮影はできても、なぜかななめに…。




撮影に挑戦(横から)

気を取り直して、ななめ横から撮影してみると…。



ばっちりです!
上の写真が下のメモになるとは、なかなかの優れものですね!



活用例はCamiAppの紹介サイトが充実しています。
なかでも「マンガでわかる!CamiApp」がおすすめです。

感想
正面から撮影してうまくいかない理由はわかりませんでしたが、慣れればいけそうです。
ノートとしての要望は、唯一、最上部のタイトルのスペースが小さいのが残念。
Evernoteは使いこなせていませんが、CamiAppが突破口になるか、試してみます!

試用の機会をいただき、ありがとうございました。