イントレプレナーの会に参加してきました。
濱口さんの講演は、ご自身の強烈な経験談とそこから得られた濃厚な知見をぎっちり詰め込んだ貴重なものでした。
※濱口さんは松下電工に就職、その後デザインコンサルのZibaなどで活動されています。
「shift」は濱口さんがご自分の仕事を定義 |
特に気になったことを紹介します。
企業活動のモデル
まず、企業活動を
コンセプト(C)→戦略(S)→決定(D)→実行(E)
という段階と考えてみる。
モデル上、左から右に向かうほど自由度は低下します。
一方、リソース配分としては逆に上昇していきます
例えば、企業活動の実行段階は自由度が低いが、リソース配分は高くなりがちです。
企業活動の本質
ドラッカーによる「企業活動の機能はイノベーションとマーケティング」を
濱口さんは拡張して、
- イノベーション
- インターナルマーケティング
- エクスターナルマーケティング
特に、2のインターナルマーケティングが大きな壁になっていると。
悩ましいのは、イノベーションは強力なものほど、不確実性が高まります。
しかし、企業は不確実性を避けたい、という矛盾が起こるのです。
そこで、イノベーションを実施するときは、
- 構造的に説明する(数字・データを資料から削除する)
- プロトタイプでイメージを具体化する
濱口さんの最新テーマ
なるほど!というテーマでしたが秘密(笑)。
ヒントは、価値の変化と認知構造です。
Break the Bias
イノベーションをするには、専門家ほど持ちやすいバイアスを排除しようと。
という話は、過去のこのエントリーにメモしています。
「Ziba濱口秀司氏「ビジネスイノベーションと日本〜日本人のイノベーション力が本来最強であるその理由」@Hitachi Platform Solutions World 2013(2013年7月11日) 」
構造化
- 見えないもの(バイアス)は破壊できない
- 構造なきものは大きく破壊できない
さまざまな事象や仕組みを構造化するのが、濱口さんの持ち味なんだと改めて感じました。
最後に一言
前回、濱口さんの話を聞いたのが、2013年7月。そして、今回は2014年7月。
イノベーションは遠い…。
濱口さん、イントレプレナーの会のみなさん、ありがとうございました。
なお、このエントリーのタイトル「イノベーションができることを証明するという役割」は、濱口さんがイノベーションに挑み、成功(ときに失敗も)している姿を見て、自ら考えて欲しい、との言葉からきています。
なお、うまく説明できなかったり、誤解している箇所があるかもしれません。すみません。
参考
ビジネスデザイナーZIBA濱口秀司さん のシンプルな図解とフレームワーク - NAVER まとめ
イノベーションを考えるために明日からできる3つのこと ー 濱口秀司氏の講演動画を見て | UX INSPIRATION
i.schoolのFuture of Japan InnovationにZibaの濱口さんの話を聞きに行って来ました | Notes | dotgraphy
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