2014年3月25日

ブラッセリーフローラ@ヒルトン小田原 ビュッフェ 4つの絶品(追記あり)

ヒルトン小田原で、ディナービュッフェと朝食ビュッフェ付きのプランで宿泊しました。
クチコミはいい評価と悪い評価に分かれているのが気になりながら…。

ブラッセリーフローラ - 小田原市その他/バイキング [食べログ]

ディナービュッフェから一品

結論、不安を払拭する充実したディナーでした。
バラエティ豊かな前菜、サラダ(パルメザンチーズがたっぷり!)、パスタ(一種類)、スープ、各種ソテー類、カニ(なぜか…)、デザート(チョコレートファウンテンあり)に至るまで充実しています。
特に、テーブルで取り分けてくれるローストビーフは美味。

わたしのおすすめは「なめろう」
この日は、鰺、カンパチ、マグロの3種。



なめろう - Wikipedia
なめろうとはタタキの一種で、叩いた身に、しょうがや味噌を加えているそうです。



ご飯の上になめろう、薬味をのせて、
さらに出し汁をかけてお茶漬け風にいただきます。
至極!

朝食ビュッフェから三品

朝食も、パン、ご飯、おかゆの主食類、和洋の料理、サラダ類、フルーツ、ヨーグルト、シリアル類、などなど、ディナー同様充実していました。

ホテルでおなじみ、注文毎に作ってくれるオムレツは、プレーンかミックスか選べます。

わたしのおすすめは
「バナナと緑黄色野菜のスムージー」
緑黄色野菜がとりやすいので、ありがたいです。




「干物」
やっぱり地元のものをいただくのがうれしいです。



「湘南ゴールド」
レモンとみかんの中間ぐらいの果物です。
とにかくさわやかで美味しい。



食べかたがわからずスタッフのかたに声をかけると
「皮をむいて食べます」と。
ま、まあ、それはわかるんですけどね…。

みかんのように食べられます、と一言添えてあるといいのになあ。

店内

店内はこんな感じです。
ひとを撮影しないようにするのが難しくて、入り口に近いところの写真です。
実際の座席はもっと窓からの風景が見えて快適でした。




小田原ヒルトン、ブラッセリーフローラのみなさん、
美味しい食事をありがとうございました!

参考
小田原のホテルなら【ヒルトン小田原リゾート&スパ】
ブラッセリー フローラ|レストラン&バー|小田原のホテルなら【ヒルトン小田原リゾート&スパ】
ヒルトン小田原リゾート&スパ(神奈川) 豊富な口コミ【楽天トラベル】
ブラッセリー フローラ(箱根/バイキング) - Rettyグルメ

(追記)

という記事をTwitterに投稿したところ…。
なんと、ヒルトン小田原のTwitterアカウント(https://twitter.com/hiltonodawaraco)からの返信が!

いやあ、びっくりしました!
湘南ゴールドの美味しさに出会えるひとが増えるとなによりです!


丁寧なフォロー、ありがとうございました!

2014年3月17日

森達也氏「僕がNHKの朝ドラ「ごちそうさん」を観続ける本当の理由」がダイヤモンド社『経 Kei』2014年3月号で読める!

ダイヤモンド社の『経 Kei』はいわゆる出版社の広報誌のひとつで、
大型書店では「どうぞお持ち帰りください」というエリアで見かけます。

経 Kei2014年3月号 No.149

個人的にヒットする記事が多かったので紹介します。


まず、巻頭エッセイは、
陰山英男氏「子どもに自信がつく時間管理のススメ」。 
自分の未来を考える手帳と、そして自分の過去を振り返る日記。これらをきちんと管理して、自分が今何をするべきなのかを明確にし、限られた時間をより効果的に使う。このことが変化の激しいこの時代にこそ重要ではないかと考えるようになった。
ぼくはここ数年、陰山手帳を使ってきたので、氏の時間管理に学ぶことが多いのです。
実際、月曜日に、先週一週間を振り返り、やったことを記録し、やれなかったことを今週の予定に転記してから、一週間をはじめるようにしています。

最新MBA用語事典

グロービス経営大学院による用語事典の連載は、今回で第93回です。
紹介されている用語は3つ。
  • ステージゲート法
  • オープン・イノベーション
  • 技術ポートフォリオ・マネジメント
ステージゲート法とオープン・イノベーションは、どちらも注目しています。

書籍の紹介

出版社の広報誌なので、当然書籍の紹介ページが多いです。

今号では、
  • 琴坂将広著『領域を超える経営学』
  • 中村俊裕著『世界を巻き込む。』
  • 小倉広著『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』
  • エリック・シュミット/ジャレッド・コーエン著『第五の権力-Googleには見えている未来』
  • 柳田智恵子著『持ちモノ、死に方、お葬式…人生のかたづけ整理術』
  • 馬場未織著『週末は田舎暮らし』
の6冊を、著者や編集者が紹介しています。

個人的には、本命がGoogle本、対抗がアドラー本です。

「僕がNHKの朝ドラ「ごちそうさん」を観続ける本当の理由」

実は、この記事を書こうと思ったのは、森達也さんの連載エッセイ『リアル共同幻想論』の「僕がNHKの朝ドラ「ごちろうさん」を観続ける本当の理由」を紹介したいからです。

安倍首相の発言に対する指摘と、NHKへの影響を憂慮し、NHKを応援しています。
かつて新聞は、自ら戦争を翼賛して旗を振った。そのほうが売れるからだ。あるいは組織内においても、物言えば唇寒し的な雰囲気が少しずつ強くなる。こうして軌道が変わる。決して統制や弾圧だけが理由ではない。自分たちが選択したのだ。だからこそ営利を求めることから解放された公共放送の存在と意味は重要だ。
個人的にも、公共放送であるNHKを今後も応援します。
大河ドラマがつまらなくなったら、観る番組がなくなってしまいます。



この冊子が無料で配られているなんて、本当にありがたいです。
ダイヤモンド社よ、ありがとう!


参考
『経』2014年3月号 | 雑誌 | ダイヤモンド社

2014年3月12日

第22回 ベンチャー・プライベート・カンファレンス 白熱ベンチャー教室2014!@慶應大学(2014年3月12日)(追記あり)

2014年3月12日に慶應大学で開催された、
第22回 ベンチャー・プライベート・カンファレンス、白熱ベンチャー教室2014!に
参加してきました。

このカンファレンスは、慶應大学ビジネススクール日本テクノロジーベンチャーパートナーズの共催したものです。
印象深かったセッションをいくつか紹介します。

オープニングリマークス「日本人よ!2020年五輪に向けて、起業家精神を発揮せよ!」

慶應ビジネススクールの岡田教授と、日本テクノロジーベンチャーパートナーズの村口氏による、オープニング挨拶です。



2つのメッセージがありました。
  • 東京オリンピックまでの6年間に、人生を賭けること
  • 組織を超えた活動が必要
そして、
未来はわからないというが、人口動態、技術などは予測可能。
時代を先取りして行動し、これからの時代に向けて、自分をオプティマイズ(最適化)をしなくてはならない。
この試行錯誤を乗り越えて、勝って回収「勝海舟組合」だ!
という エネルギーにあふれたものです。

今回のカンファレンスに参加したのは、講談社で行われた講演で村口さんの話を聞いたのがきっかけです。
どんなことを考えているのか、もっと聞きたくなりました。

起業体験プログラム実施経験から見える、新しい日本の自立教育の未来

教育機関で行われている「起業体験プログラム」の実施経験の紹介です。

登壇者

このプログラムは、1999年以降、中学校、高校、大学、社会人で行われています。

プログラムのなかでは、企業を立ち上げるプロセスを生徒が体験します。
株式会社を立ち上げ、定款を作り、株式を発行し、資金を集めて、文化祭などの模擬店という事業、BS/PLを作成、監査法人のチェック、株主総会を開催、分配、株式会社の解散
という一連を行うそうです。
うーん、面白そう!

その狙いは、現代社会が抱える問題の解消です。



現代社会では、こどもたちは生きる力を鍛えられません。
例えば、コンビニでは価格交渉をしません。いたら、ちょっと変です。
でも、現実社会では価格交渉は行われるものです。
現実との距離を縮めるのが起業体験プログラムの狙いなのでしょう。
チャンスがあれば、うちの息子にもぜひ体験させたいです。

起業時代の、エクイティファイナンスの新常識

Femto StartupLLPの磯崎哲也氏と、レオス・キャピタルワークスの藤野英人氏との対談形式でした。
印象的だった言葉をピックアップします。



  • (磯崎氏)うさんくさいところが重要、すべてにおいて正しいを突き詰めると基本的なものしか残らない
  • (藤野氏)「リスクを取ることが悪」と思われているところがチャンス
  • (磯崎氏)実は戦前はエクイティファインナンス、日本人は古来から間接金融だったわけではない
  • (磯崎氏)実業では「タイムマシン経営」は成立しないが、ファイナンスはアメリカに比べて遅れたまま。追いつくには、10〜15年程度かかるのでは。
  • (磯崎氏)「ベンチャーを買うのは、ベンチャー」
  • (藤野氏)今後については楽観的。例えば、磯崎さんのように、会計・ファインナンス・経営を知っている人材がソフトインフラとして存在する。
  • (磯崎氏)10年間で様変わり。4年前に起業を増やさない!というイベントしたときはベンチャーのイベントはなかった。いまでは毎週のように行われ、情報もネットワークも増えている。
    「ベンチャーのない世界には戻らない」
関連情報
起業時代の、エクイティファイナンスの新常識 | isologue(ディスカッションに参加するという情報が掲載されています)

緊急時事セッション「いよいよデジタル通貨は日本上陸か?」

Coineyの佐俣奈緒子と、レオス・キャピタルワークスの藤野英人氏との対談形式でした。
印象的だった言葉をピックアップします。

  • (佐俣氏)「通貨」と「システム」の問題は切り分けて考える必要がある
  • (藤野氏)米や布など、一般的な腐るづらいい価値のあるものが価値の交換をなしてきた。通貨の登場は近代。
  • (佐俣氏)インターネットにおいて、新しい「価値の媒介」手段がでてくるのは当たり前
  • (藤野氏)ネットで仕事をしているとボーダーレスになる。「ボーダレス民」と「ボーダー民」に分かれ始めている。 

日本の独立VCが5年後の未来を語る〜独立VCカンファレンス2014〜

いろいろ面白いパネルディスカッションだったのですが、特に質疑応答が印象的でした。

登壇者



質問:しっかりした経営者に必要な能力は?
  • 谷本氏:1つだけなら、ひとを引きつけて採用できる力。
  • 仮屋薗氏:覚悟をもったひと、チャーミングなひと
  • 郷冶氏:バイオのような世界ではネットワーク力(人柄、経験)。そして、成長力・吸収力。
  • 本間氏:やりたい意思。中長期的に正しいことはぶれないが、短期的な調整力があるかどうか。
  • 松山氏:自分を信じる力が強い人。10人中9人が反対される時期でも。大きい規模を目指すひと。
  • 佐俣氏:生命力。死ななそうな。止めたくなるような理由が1日100個はでてくる状況を乗り越えられるひと
  • 木下氏:なぜ起業したのかという原体験の強さ。セクターへのこだわりの強さ。
そのほか、注目しているテーマや、ベンチャー・キャピタリストを増やす方法などの質問もありました。
なかでも、あるベンチャーキャピタルのかたが、投資のテーマとしてあるセクターをあげました。一生かけてもいいくらい、という熱量にしびれます。

とても貴重な経験でした。
慶應大学ビジネススクール、日本テクノロジーベンチャーパートナーズ、運営のみなさん、ありがとうございました!

なお、記載の内容はできるだけ正確に記載するようがんばりましたが、間違ってたらごめんなさい。

参考
第22回ベンチャー・プライベート・カンファレンス 白熱ベンチャー教室2014!公式サイト

2014年3月8日

三菱みなとみらい技術館の乗物ベスト5(親子別満足度付き)

三菱みなとみらい技術館はリニューアルしたばかりです。
新しく登場した月面資源採掘船【ドデカトロン】の設計・操縦する「スペース・プロジェクト」に注目が集まります。

し・か・し、以前からあった乗物たちも、魅力たっぷりです。
というわけで、勝手にベスト5を発表します!

第一位:スカイウォークアドベンチャー

2階にある、ヘリコプターのシミュレーターです。



みなとみらいの上空の飛行体験を楽しめます。



ごつい外見。
操縦者2名、乗客2名、計4名が搭乗できます。



搭乗前には、まずビデオで操縦方法を教えてもらいます。
エンジン始動から高度を上げ…。



エンジンON!



試行錯誤しつつ、雨の横浜スタジアムを発見。ゆ、ゆれます。

みなとみらいの空を楽しんでから、果たして着陸できるかどうか…。



リニュアールされたので、時間帯ごとに空いているかわかるので、とても便利になりました。
注意点:小学生未満は搭乗できません。

息子(小学生低学年)満足度:★★★★
大人満足度:★★★★★

第二位:MRJ

1階の王者、航空機のシミュレーターです。



1人あたり約8分かかるので、時には長蛇の列ができることも…。



飛行はもちろん、着陸の難易度が高いです。

息子(小学生低学年)満足度:★★★★
大人満足度:★★★★★

第三位:バスシミュレーター

1階にあるスマートシティでの運用を想定されたバスのシミュレーターです。




息子(小学生低学年)満足度:★★★
大人満足度:未体験

第4位:SHINKAI6500

深海探索艇のシミュレーターです。

ヘリコプターや飛行機にも増して、難易度が高いです。
アタリ判定が読み切れず…。



息子(小学生低学年)満足度:★★★
大人満足度:★★★

第五位:メンテナンス

航空機にまつわるメンテナンスを体験できます。
しかし、これが燃えるのです。

タイムアタック制なので、だれかの記録を抜くまで没頭します。



息子(小学生低学年)満足度:★★★★★
大人満足度:★★★★

というわけで、独断と偏見のベスト5です。

フライトシミュレーターは難易度が高めで、なかなかうまくいきません。
でも、そのまじめさこそ、三菱らしさです。

親子ともども、当分楽しめそうです!

2014年3月6日

西山優里子著『ダーティー・クライスト・スーパースター』は週刊モーニング3月6日発売号が最終回だった

先週の懸念「次号が最終回?『ダーティー・クライスト・スーパースター』」が、残念ながら的中してしまいました。
西山優里子さんの『ダーティー・クライスト・スーパースター』の最終回が、週刊モーニングの3月6日発売号に掲載されました。




なぜ、『ダーティー・クライスト・スーパースター』は終わってしまったのか

いまさらですが、考えてみます。

仮説(1)音楽をマンガで表現するのは難しい
→『ピアノの森』を連載している実績を考えると、問題はなさそう…。

仮説(2)ミュージカルが不人気
→週刊モーニングでの短期集中連載の反応の結果で連載になったので、問題なさそう…。

仮説(3)週刊での連載が難しい
→直近「ジャポニカの歩き方」を連載していた『イブニング』は隔週発行。週刊のモーニングはスケジュールが厳しかった?

謎はまったく解けません。

前回も書きましたが、『レ・ミゼラブル』を歌ってほしかったなあ。
ハデスが、ジャン・バルジャンのように改心したとは思えませんが…。

西山先生、お疲れさまでした!次の作品でお会いできるのを楽しみにしています!

参考
ダーティー・クライスト・スーパースター / 西山優里子 - モーニング公式サイト

2014年3月2日

「遠藤周作『侍』展 人生の同伴者に出会うとき」鑑賞記

町田市市民文学館ことばらんどで開催中の
「遠藤周作『侍』展 人生の同伴者に出会うとき」
を鑑賞してきました。

2010年の12月に、NHKで放送された番組
『こだわり人物伝 遠藤周作〜祈りとユーモアの作家』に強い印象を受けて以来、
遠藤周作の著作を読むようになりました。
なかでも、歴史上の人物を描いた作品が好きで、『侍』もそのひとつです。

『侍』とは

遠藤周作著『侍』は、伊達政宗の命によってヨーロッパに派遣された、
支倉常長をモデルにして描かれた長編歴史小説です。

今回の展示は、この慶長遣欧使節団渡欧400年を記念して開催されたものです。



航海技術の低い時代に、ヨーロッパまでの往復がどれだけ無謀か。
チョンマゲを結った和装の日本人が、ヨーロッパのひとびとにどういう印象を与えたのか。
いろいろな興味をかき立てられる作品です。

『侍』展

二階に上がると、大きなポスターが迎えてくれました。
※写真撮影は禁止のため、ここまで。




展示は、遠藤周作の生い立ちから始まり、生涯を通しての創作活動を紹介しています
なかでも、大きく取り上げられているのが『侍』です。

再三の書き直しが入った直筆原稿を、章ごとに配置してあるので、
創作過程をなぞるように体験できます。

サブタイトルにある【同伴者】とは

この同伴者の存在に考えこんでいたとき、
受付でもらった展覧会ガイドを思い出しました。



この観覧ガイドでは、
  • 飼っていた満州犬のクロ
  • 作品の中に登場する他人に寄り添う人物
が紹介されています。

そして、『侍』展のパンフレットには、
今井真理さんによって「同伴者イエス」という言葉も書かれています。

同伴者という言葉を、繰り返しかみしめながら展覧会を鑑賞しました。


展示の一角には、遠藤周作の別のペンネーム?とでも呼ぶのでしょうか、
狐狸庵先生の名前で書かれたユーモアたっぷりの作品群も紹介されていました。

歴史小説を通して日本人を掘り下げる一面、
ユーモアたっぷりに日本人をおちょくる一面、
この振り幅の大きさもまた遠藤周作作品の魅力です。

展示会の詳細は下記をどうぞ。

町田市ホームページ
2014年1月18日(土曜日)から3月23日(日曜日)まで開催、遠藤周作『侍』展―“人生の同伴者”に出会うとき