神奈川県の架空の高校の書道部を舞台にした、高校生ストーリーが展開される作品です。
文化部ってどうマンガにするのかなあ?と思っていましたが、書道とマンガの相性がよいのです。
書道部が参考にする書の作品は、墨を使って書かれています。
そのため、マンガの紙面上でも名書がそのまま表現できるのです。
そして、本作が連載されている週刊スピリッツの今週号(2014年7月7日発売)で、
その効果は最大化されました。ぼくのなかで…。
噫(ああ)横川国民学校
『とめはねっ!』の主人公は書に行き詰まっていたところ、指導者に本作を紹介されます。
- 群馬にある
- 夏になると展示される
(出典『とめはねっ!』週刊スピリッツ 2014年7月21日号)
作者は井上有一氏。戦時中、学校の教師をされていたそうです。
疎開先から一時的に帰京していた際、東京大空襲にあいます。
宿直していた横川国民学校に避難していたかた、1,000人以上が亡くなったときの体験を書に。
先週、集団自衛権についての憲法解釈の変更が閣議決定されたばかりのこのタイミングで、この書を知れたことに感謝します。
ぼくは知らないことが多すぎる。
参考
河合克敏著『とめはねっ!』
東京大空襲/噫(ああ)横川国民学校(解説)
「東京大空襲」史上最大の虐殺
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