2012年11月9日

アイエンガー教授の「グローバルビジネスにおける選択の科学」@NEC C&Cユーザ ーフォーラム(2012年11月9日)

2012年11月9日、東京国際フォーラムで開催されたNECのC&Cユーザーフォーラムの特別講演として、
コロンビア大学のシーナ・アイエンガー教授の講演を聴くことができました。

メモ程度で恐縮ですが、折角なので共有させていただきます。
※内容に不備や不足があれば、わたしの能力不足です。すみません。

テーマは「グローバルビジネスにおける選択の科学」で、
グローバルビジネスに挑むリーダーに向けたものです。

リーダーと選択について、以下の5つの話がありました。

1.リーダーは選択により、自分と周りの人をエンパワーする。

危機にあったとき、その場で取り得る選択肢を探し出し、取り組む。
また、選択肢は、効率も満足度も引き上げる。

2.リーダーは異文化への理解を持つ。
ひとによって、選択に対する感度が異なる。
例えば、アングロサクソンは選択肢の数がパフォーマンスに比例する(多いほどプラスに働く)が、アジア人は反比例する。

キーワード「Cultural intelligence」 異文化への理解力

3.リーダーは、選択を選別する。
短時間で判断するもの、時間をかけるもの、または他者に委ねるものなど。

キーワード「Choice overload」 選択肢が多いほど、選択が遅れる
キーワード「4つのC」 cut 選択肢を絞る、concrrtize 選択肢を具体化する、categorize 選択肢をカテゴリーにまとめる、condition …(だったかなあ(-_-))

4.リーダーは、情報に裏付けられた直感を活用して選択する。
つまり、理性だけでも、直感だけでもなく、両者。
さまざまな経験を評価して、内部化していく。

キーワード「Informed intuition」 Experience+ Evaluation→internalization

5.リーダーは、選択が発明であると知っている。
無益な選択を排除することがクリエイティブ。

最後に、「リーダーとは、なにもなくても生きていける、すべてをもっているひと」
そして、「戦略を持った夢追人である」と。

【聴講体験記】
アイエンガー教授、すばらしい講演をありがとうございました!
そして、ユーザーフォーラムを開催してくれたNECにも感謝!

30分前にホールに向かったのに長蛇の列。しかし、入場が始まってから、がんばって歩き、最前列に座りました。
教授との距離が近かったので、まるで講義を受けている気分を味わえました!
もちろん、翻訳レシーバーのおかげです…。

【おまけ】
展示コーナーで「ほのぼの回文カレンダー」をいただいたでござーる!




【参考】NHK コロンビア白熱教室 公式サイト

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