2013年11月27日

日本イノベーション大賞2013表彰式@ホテルオークラ(2013年11月27日)

11月27日、日経BP主催の「日本イノベーション大賞」の表彰式が開催されました。
当ブログのテーマ、イノベーションとぴったりなので、喜んで参加してきました。

日本イノベーター大賞2013

表彰式は、第一部の表彰式と、第二部のインタビュートークの構成です。
次の予定があったため、第一部の表彰式のみ、参加してきました。


授賞者は
大賞 森川 亮氏(LINE社長)
優秀賞 細野 秀雄氏(東京工業大学教授)
優秀賞 小田 兼利氏(日本ポリグル会長)
特別賞 塚本 勝巳氏(日本大学教授)
(出典「日本イノベーター大賞2013:日経ビジネスオンライン」
といったかたがたでした。

東京工業大学 細野 秀雄教授のイノベーション

東京工業大学の細野教授についての寸評が印象深かったので紹介します。
寸評を話されたのは、東京大学大学院 情報学環教授 坂村健氏でした。
  • IGZOは商品名ではなく、材料科学の言葉。(「IGZO(イグゾー)は、インジウム (Indium) 、ガリウム (Gallium) 、亜鉛 (Zinc) 、酸素 (Oxide) から構成されるアモルファス半導体の略称」出典「IGZO - Wikipedia」
  • 個体酸化物で、液晶を作れるとは考えなかった。作ったら、電力がほとんどいらない。低温でできる。
  • 脈絡がないようにみえて、ひたすら固体酸化物
  • 異端児。ある学会で発表したら「あなたがくるとことではない」と言われた。
  • 韓国での特許の裁判で「類推可能」と指摘があった際、勝率がかなり低いと言われたのにも関わらず、細野氏自身が乗り込んでくつがえした。
なかでも、ひたすら固体酸化物という言葉が肝だと思います。

イノベーションは、いままでなかったものの組合せから生まれるものです。
細野教授の場合、組合せの一方を「固体酸化物」にし、もう一方をいろいろなものに変えていかれたのではないでしょうか。

参加させていただき、ありがとうございました。

■参考
細野秀雄教授 第12回日本イノベーター大賞優秀賞に選出 | 東工大ニュース | 東京工業大学
JSTトピックス:細野秀雄 東京工業大学教授に第12回日本イノベーター大賞 優秀賞

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