2014年8月5日

『ザ・金融闘論』第14回「日本のベンチャースピリッツ」の公開収録にて@日経CNBC(2014年8月5日)

日経CNBCの番組『ザ・金融闘論』の公開収録に参加してきました。
第14回「日本のベンチャースピリッツ」がテーマです。

日本のベンチャースピリッツ

冒頭、コーディネーターの直居さん自ら、大きなテーマだと言っていたように、
なにを語るべきか悩ましいところ。
ベンチャー向けのファイナンスのような、しくみの問題だけではなく、日本の風土やメンタルといったより本質的な話に踏み込みたいと始まりました。



3人のゲスト
伊佐山 元さん(WiL CEO)
窪田 良さん(アキュセラ・インクCEO)
渋沢 健さん(コモンズ投信会長)

3人とも起業家かつ米国をよく知っているというのが共通点です。



番組そのものはいずれ放送されるので、ぼくが気になった言葉をメモします。

気になった言葉

伊佐山さん
「シリコンバレーを日本に作りたいと言われるけど、シリコンバレーに行けばいいじゃないか。」シリコンバレーを、イノベーションが起きている場所、世界を変えようとして場所として紹介したうえでの言葉。
→確かに、シリコンバレーがどんなところだろうと調べるより、行って感じるのが手っ取り早いかも。

伊佐山さん
「日本ではベンチャーは若い人という前提。しかし、シリコンバレーでは、中年ベンチャーが中心。大企業での経験・ノウハウを持つひとが起業している。」
日米のベンチャー起業のちがいを聞かれての言葉。
→中年ベンチャーが中心というのは衝撃。なぜ、日本はそうならないのでしょうか。

窪田さん
「米は、何もないところから価値を生み出すひとが尊敬される文化。米は、実力のあるひとほどベンチャーにいく傾向がある。ベンチャー企業にいい人材が供給されている。」
→建国の精神と同じように、起業の精神、チャレンジというのが評価される社会なのでしょうね。

 窪田さん
「人材など、ブックバリューではなく、マーケットバリューで評価する。ひとが努力次第で人生を変えられる。」
米国での体験を聞かれての言葉。
→この「マーケットバリュー」はキーワードだなと。

窪田さん
「日米ではチームのあり方がちがう。米コラボレーション(異質なものが集まっている)と日ハーモニー(均質で同じような価値観が集まる)」
→このハーモニーってのが実はくせ者です。
同じような価値観と思っていながら、実は定義されていなかったり、共有されていないことが、しばしば問題になります。

 渋沢さん
「【投資】という言葉を、お金を遠くに投げるような感覚と思っている。投資とは、世の中の成長のチケットを手に入れること。」
ベンチャー投資が伸びないことについて、今後広がるかと聞かれての言葉。
成長のチケット、という言葉はぐっときました。

登壇された伊佐山さん、窪田さん、渋沢さん、ありがとうございました!

なお、うまく説明できなかったり、誤解している箇所があるかもしれません。予めご了承ください。

番組はこちらからご覧ください。

ザ・金融闘論~日本のベンチャースピリッツ~ | NIKKEI CHANNEL
※いつまで見れるか、わかりませんのでお早めに。

参考
番組紹介 - ザ・金融闘論|日経CNBC

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