2013年7月20日

文化財に関する3つの注意点 京都、匠の技を学ぼう@朝日スクエア・ギャラリー (2013年7月20日)

史学科出身だからというわけではなく、
「京都 巧みの技を学ぼう」という会に参加してきました。
「京都、匠の技を学ぼう 小学生募集」)  

プログラムは
  • 匠の技を体験する90分
  • 文化財についての説明30分
の合計2時間ですが、体験コーナーが充実して、息子はとても喜びました。

まず、体験コーナーの会場には、9つのアトラクション?がありました。
  1. うちわ彩色
  2. しおり作り
  3. かざり金具
  4. かわら粘土
  5. 竹箸作り
  6. カンナ削り
  7. こけら葺き
  8. ひわだ葺き
  9. 畳の縁付け
実はこの9つの作業は、文化財の保護に関わる技能と関係しています。
そのため、説明してくれるのは京都にある【文友会】という団体の職人さんたちです。
本会は、京都の社寺文化財の造営修繕保全作業に従事するもの及び各種物品を調達する特に優秀なる商工業者を以て組織されております。その会員は、石材・錺 金物・木材・瓦・表具・社寺建築・数寄屋建築・茅葺・造園・左官・防災設備・畳・土木・耐火金庫・電気・漆塗・仏具・美術印刷・檜皮葺・柿葺・管工事等文 化財を維持管理するための全ての業種を網羅しています。
(出典:「文友会WEBサイト」
すごいスペシャリストな集団だと思いますがいたって親切。
小学生たちに、実際の修理に関連する作業の体験をさせてくれました。

竹の釘を打ち込む

なぜか、ひわだ葺きに没頭する息子。
竹釘(たけくぎ)と呼ばれるくぎを打ち込んでいきます。

これらの伝統的な技能のなかに、イノベーションにつながる鍵があるかもしれません…。

盛りあがった体験のあと、別室で「文化財教室」を聞きました。
なかでも重要なのは、文化財のためにこどもができる3つのことです。
  1. らくがきNG
  2. 暴れない
  3. 傷つけない
どれもシンプルですが、1が一番難しそうです。
修学旅行の訪問先で、壁に「○○参上!」と書かれたのを思い出しました…。

文友会のみなさん、ありがとうございました!

参考
朝日新聞デジタル:社寺建築の技術を体験 東京・有楽町「匠の技を学ぼう」

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