2013年8月24日

プーシキン美術館展 フランス絵画300年で、セザンヌの挑戦を知る

横浜美術館で開催されている【プーシキン美術館展】を見てきました。


プーシキン美術館

プーシキン美術館はモスクワにある美術館です。
かつて、ロシアの皇族や貴族、大富豪たちがフランス絵画を収集しました。
今回はそのうち66点が、日本へ公開されました。
横浜美術館では9月16日まで、その後、神戸市立博物館で公開されます。

参考リンク:プーシキン美術館展 フランス絵画300年

セザンヌの挑戦

個々の作品について特に言うことがありませんが、フランス300年の流れを一気に見れるというのが大きな価値でした。

見たままをそのままを表現する時代から、
感じたままをそのまま表現する時代へ。

そのなかでセザンヌの描いた『パイプをくわえた男』という作品があります。
作品の左下のパネルにこう書かれていました。
(前略)これまでの「絵画の決まりごと」に従っているだけではダメだと気づきます。自分の目で見て、自分の感覚で一から創りあげていく。セザンヌの絵にはそんな挑戦と苦心が詰まっています。

(出典:プーシキン美術館展 解説パネル)
まさにイノベーターです。
絵画の前でしばらく立ち止まり、斜めに傾いた男の姿を見つめました。

0 件のコメント: